▼お役立ち情報:もっと太陽光発電について勉強しよう


▼お役立ち情報:もっと太陽光発電について勉強しようブログ:2014年02月14日


わたしがまだ小さかった頃、
誕生日に親父が柴犬の子犬を買ってくれました。

フワフワのその子犬をわたしはとても可愛がっていましたが、
ある日、リードを噛み切っていなくなってしまいました。

わたしは日々「帰ってきて」と祈りながら、
子犬の寝ていたダンボールの箱を見ていました。

しばらくして親父が
「もう帰ってこないだろう。片付けるぞ」と言いました。
わたしはもう少し待ってくれるように頼みました。

そして子犬がいなくなってひと月ほどたったある日、
わたしが幼稚園から帰ると、ダンボールの中に子犬がいました。

片目の周りに赤いマジックでいたずら書きをされ、
足に怪我をして帰ってきたのです。
わたしは泣きました。

うれしかったことと、
いったい誰がこんな酷いことをしたのかと思う悔しさとで、
少し大きくなった子犬を抱きしめて泣きました。

それから少しして、
子犬はだんだんライスを食べなくなりました。

親父は「変だ」と言い、医者に連れて行き見てもらいましたが、
医者に「もう助からないよ」と言われました。
わたしは泣きながら子犬を抱きかかえ、家に帰ってきました。

次の日の6時、子犬は動かなくなっていました。
わたしは冷たくなった子犬を抱いて泣きつづけました。

親父はダンボールに子犬の好きだった物を入れ、
その中に子犬を寝かし、蓋をしました。

その日は幼稚園を休み、
親父と二人でダンボールを持って海に行きました。

茅ヶ崎の海は、鎌倉の海と違って波が荒々しくて、
わたしはあまり好きではありません。

でも親父は「ここでないと子犬は帰れないよ」と言い、
海に子犬の寝ているダンボールを流しました。

わたしと親父は、
子犬が波にゆられていくのをずっと見ていました。